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【種類別】口内炎の原因を解説!痛い時の対処法や予防法は?

【種類別】口内炎の原因を解説!痛い時の対処法や予防法は?-1

「痛みが続く」「食べ物や飲み物がしみる」といったつらい症状がある口内炎ですが、実は口内炎にはさまざまな種類があることをご存じでしたか?

この記事では、口内炎の原因や症状、治療法を種類別に詳しく解説しています。口内炎が痛い時の対処法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

口内炎とは

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口内炎とは、口の中の粘膜に生じる炎症のことです。口内粘膜以外にも、唇の裏や喉、舌などの炎症も口内炎と呼ばれています。

口内炎ができてしまうと、痛みや熱感が生じたり、食べ物や飲み物を取りにくくなったりと、日常生活に影響を与えるケースも少なくありません。

しかし、ひとことに口内炎といっても、その種類は多く、それぞれに原因や治療法が異なります。そこでまずは、種類別に口内炎の症状や原因、適切な治療法についてチェックしていきましょう。

【種類別】口内炎の原因

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口内炎には、主に次の5種類があります。

  • アフタ性口内炎
  • カタル性口内炎(外傷性口内炎)
  • ヘルペス性口内炎
  • カンジダ性口内炎
  • ニコチン性口内炎

それぞれの口内炎について、詳しく見ていきましょう。

アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)

アフタ性口内炎とは、最も一般的な口内炎で「潰瘍性口内炎」とも呼ばれています。

アフタ性口内炎は、白くはっきりとした潰瘍が生じ、潰瘍の周辺が赤く縁どられたような状態になることが特徴です。潰瘍の大きさは2~10mm前後で、複数個が集まって発生する場合もあります。

アフタ性口内炎は痛みを伴い、食べ物や飲み物がしみることも特徴です。

アフタ性口内炎の原因

アフタ性口内炎の原因は、まだ明確にはわかっていませんが、ストレスや睡眠不足、疲労、栄養の偏りによる「免疫力の低下」が原因であるといわれています。

アフタ性口内炎の治療法

アフタ性口内炎は、通常であれば1~2週間前後で自然治癒します。

副腎皮質ステロイド薬配合の軟膏や口腔粘膜貼付錠、噴霧薬、うがい薬などを用いて治療する場合があります。投薬治療を行っても、すぐに治癒するわけではありませんが、痛みを緩和し治癒を早める効果が期待できます。

また、アフタ性口内炎は、ストレスや睡眠不足、疲労の蓄積による免疫低下が原因の場合もあります。休息をとって、体調を整えることを意識しましょう。

カタル性口内炎(外傷性口内炎)

カタル性口内炎とは、外部からの物理刺激により生じる口内炎で「外傷性口内炎」とも呼ばれています。

口の中の粘膜が赤く腫れたり、水疱が生じたりしますが、アフタ性口内炎のように患部の境界線がはっきりとしているわけではありません。カタル性口内炎の場合、腫れや痛みのほかに、口臭の発生や唾液量の増加、口腔内の熱感などが生じる場合があります。

カタル性口内炎(外傷性口内炎)の原因

カタル性口内炎の原因である物理刺激には「口の中を噛んだ」「入れ歯や矯正器具があたっている」「熱い食べ物で口の中を火傷した」といったものがあげられます。このような物理刺激により、口の粘膜が傷つき、傷の部分で細菌が繁殖することでカタル性口内炎が生じます。

また虫歯や歯周病、歯槽膿漏といった口腔内の病気も、カタル性口内炎の原因になります。

カタル性口内炎(外傷性口内炎)の治療法

カタル性口内炎は、通常であれば数日のうちに自然治癒します。

症状が出ている間は、熱いものや刺激物の摂取を控え、患部が刺激されないように注意しましょう。また、抗生物質が配合された軟膏や殺菌剤を使用して治療する場合もあります。

ヘルペス性口内炎

ヘルペス性口内炎は、激しい痛みや発熱を伴う口内炎で、口の中に複数の水疱が生じます。口の中の粘膜だけではなく、唇の外側や喉にまで水疱が現れることもあります。

生後6ヵ月~3歳くらいの乳幼児に多く見られますが、成長してからも体調がすぐれない時に再発する場合も少なくありません。

ヘルペス性口内炎の原因

ヘルペス性口内炎の原因は「ヘルペスウイルス」への感染です。ヘルペスウイルスは、人から人へと感染するウイルスで、ヘルペスウイルス保持者と手を繋いだり、タオルや食器を共有することでも感染します。

ヘルペスウイルスに1度でも感染すると、ウイルス保持者となり、再発する可能性があります。

ヘルペス性口内炎の治療法

ヘルペス性口内炎の治療では、ウイルスを抑える薬や痛み止め、ビタミン剤などを内服します。また、症状が落ち着くまでは、刺激物や熱いものの摂取を避け、家族への感染を防ぐために、タオルや食器は必ず別のものを使用しましょう。

ヘルペス性口内炎は、適切な治療を行えば1週間前後で治癒しますが、症状が出ている間は、周囲への感染予防のため、学校や会社を休むことをおすすめします。

カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎は、感染症のひとつです。口の中に白いコケのような膜が生じる「偽膜性カンジダ症」や粘膜が赤くなる「萎縮性カンジダ症」、症状が慢性化し、口内の粘膜が厚くなる「肥厚性カンジダ症」などがありますが、最も一般的なのは「偽膜性カンジダ症」です。

カンジダ性口内炎には痛みはありませんが、患部が炎症を起こして痛みを併発するケースもあります。

カンジダ性口内炎の原因

カンジダ性口内炎の原因は「カンジダ」というカビ(真菌)の増殖です。カンジダはもともと口の中にいる常在菌のひとつであり、通常時には口内炎を引き起こすことはありません。

しかし、乳幼児や高齢者、妊婦など抵抗力が弱い人や、その他の病気を患っている人などは、常在菌であるカンジダが過剰に増殖し、症状を引き起こす場合があります。

カンジダ性口内炎の治療法

カンジダ性口内炎は、抗真菌剤が配合されたうがい薬や軟膏、内服薬を用いて治療します。投薬を初めてから、1~2週間程度でほとんどの場合が治癒します。

しかし、身体が健康な状態ではカンジダ性口内炎は発症しにくいことからも、カンジダ性口内炎が生じた場合には、裏に別の病気が潜んでいる可能性があります。治療の際は、必ず専門の医療機関を受診して、医師の診断に従いましょう。

ニコチン性口内炎

ニコチン性口内炎は、喫煙によって生じる口内炎で、日常的に喫煙をしている人に発症しやすいことが特徴です。

口腔内の上部の粘膜に赤い発疹が現れ、その後粘膜が白く分厚くなっていきます。痛みなどの自覚症状がないケースがほとんどですが、まれに炎症を伴うため、食べ物や飲み物がしみる場合もあります。

ニコチン性口内炎の原因

上述のとおり、ニコチン性口内炎の原因は喫煙です。ニコチン性口内炎という名前ですが、タバコに含まれるニコチンのみが原因かどうかは、まだわかっていません。

現在は、ニコチンなどのタバコに含まれる複数の有害物質の影響や、タバコの熱気を吸い込むことによる軽度の火傷が関係していると考えられています。

ニコチン性口内炎の治療法

ニコチン性口内炎の第一の治療は「禁煙」です。しかし、タバコをやめたからといって、すぐにニコチン性口内炎の症状が改善するとは限りません。また、日常的に喫煙をしてきた人が禁煙に取り組むのは、なかなか苦しいこともあるでしょう。

ニコチン性口内炎の治療とともに、禁煙を成功させるためにも、禁煙外来などに相談してみるのがおすすめです。

口内炎が痛い時の対処法

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口内炎は、激しい痛みを伴うことも多く、食事や歯磨きのたびにつらい思いをするケースも少なくありません。

しかし、口内炎にはさまざまな種類があり、それぞれに適切な治療法も異なります。まずは口内炎の状態や症状を、よく観察することが大切です。

アフタ性口内炎やカタル性口内炎の場合は、症状が一時的で、自然治癒することもあります。しかし、それ以外の口内炎の場合、適切な投薬治療が必要になります。

口内炎の症状が2週間以上続く、症状が広範囲に広がる、痛みや熱感が強い、といった場合は、耳鼻咽喉科や口腔外科、歯科などを受診して医師に相談しましょう。

口内炎を予防する方法

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口内炎の予防には、日々の生活習慣の見直しが大切です。ここからは、今日からできる口内炎の予防法を紹介します。

栄養バランスの整った食事を意識する

アフタ性口内炎やヘルペス性口内炎、カンジダ性口内炎は、体の免疫力や抵抗力が低下している際に発症しやすい口内炎です。免疫力や抵抗力を高めるためにも、日々の食事の栄養バランスを意識して、1日3食規則正しい食事を取ることが大切です。

また、皮膚や粘膜を保護するビタミンB類が含まれる食品を摂取するのもおすすめです。

  • ビタミンB2を含む食品:うなぎ、レバー、青魚、納豆、卵、乳製品など
  • ビタミンB1を含む食品:豚肉、海苔、豆類など
  • ビタミンB6を含む食品:レバー、マグロ、カツオ、バナナ、ニンニクなど

ビタミンB類の摂取は、日々の食事にプラスして、不足してる分をサプリメントで補う方法もあります。

適切な休息をとる

ストレスの蓄積や睡眠不足も、口内炎を引き起こす原因になります。適切な休息を取り、疲労やストレスを溜めこまない生活を意識しましょう。

適切な睡眠時間は、年齢によっても異なります。10代は8~10時間、20代~50代は6.5~7.5時間、60歳以上は6時間弱を目安に、ライフスタイルや体調に合わせて、質の良い睡眠を取ることが大切です。

歯磨きやうがいで口腔内を清潔に保つ

口内炎の原因にはさまざまなものがありますが、口内炎の悪化を防ぐためには、日ごろから口腔内を清潔に保ち、細菌の繁殖を防ぐことがポイントです。

丁寧なブラッシングを基本に、フロスや口腔内洗浄液の使用など、適切な口腔ケアを取り入れましょう。

まとめ

口内炎にはさまざまな種類があり、それぞれ症状や原因、治療方法が異なります。口内炎の症状が気になった場合は、まずは患部の状態をよく観察してみましょう。

口内炎の中には、1~2週間前後で、自然と症状がよくなるものもあります。しかし「症状が続く」「症状が悪化する」「発熱などそのほかの症状がある」といった場合は、耳鼻咽喉科や口腔外科、歯科などを受診し、医師の診断に従い適切な治療を行うことが大切です。

 

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