気になるほくろを除去！電気分解法の効果や費用相場を解説

気になる顔のほくろを除去するためには、美容整形手術という選択肢があります。
ほくろ除去手術のなかでも、電気分解法は通院の必要がなく、短時間でほくろを除去できる方法として注目されています。

そこでこの記事では、電気分解法によるほくろを除去手術の効果や費用相場、リスクの有無などを詳しく解説します。
気になるほくろを除去したい人は、ぜひ最後までご覧ください。

ほくろは除去できる？

ほくろとは、肌の内部にあるメラニンを生成するメラノサイトが変化してできたものです。
ほくろは誰にでもある一般的な皮膚特徴ですが、とくに顔にあるほくろは、見た目印象にも影響を与えるため、どうしても気になってしまう人も少なくないでしょう。

ほくろが気になってしまう人には「整形手術によってほくろを除去する」という選択肢があります。
ほくろ除去の手術には、主に次の3つがあげられます。

• 電気分解法
• 切開法
• レーザー法

ほくろ除去手術のなかでも電気分解法は切開をしない施術なので、傷口がほとんど目立たないというメリットがあります。
またレーザー法では取り除くことが難しい盛り上がったほくろの除去も可能です。

そこでここからは、電気分解法によるほくろの除去について解説します。

ほくろを除去する電気分解法とは？効果を解説

電気分解法では、電気メスを使用してほくろの部分を削り取るように除去します。
電気分解法で除去できるほくろの大きさは5mm以下程度のものになりますが、皮膚が盛り上がったようなほくろも、切開せずに取り除くことができます。

ほくろの周囲に局所麻酔を打って行うため、手術中にはほとんど痛みを感じません。
ほくろを除去する手術自体は数分で完了するため、短時間で手術が終わる点もメリットです。

術後はほくろを除去した部分に薬を塗布してテープを貼ります。
テープの上からメイクもできるので、日常生活に大きな影響を与えないことも電気分解法の魅力といえるでしょう。

電気分解法のダウンタイム

電気分解法によるほくろ除去のダウンタイムは、10日前後が一般的です。
切開しないため抜糸の必要はなく、基本的には通院も不要です。
ただし術後の状態やクリニックの方針によっては、術後1ヶ月で診察を行うケースもあります。

電気分解法では、手術当日からメイクや洗顔が可能ですが、1週間前後は患部に薬を塗布し、保護テープを貼る必要があります。

電気分解法の術後、数日間は患部にかさぶたができた状態が続きます。
かさぶたが取れると皮膚はピンク色の状態になりますが、3ヶ月前後で周りの皮膚と同じ色に変化して目立たなくなります。

電気分解法でほくろを除去する費用相場

電気分解法によるほくろ除去の費用は、ほくろの大きさによって異なりますが、一般的には1mmサイズで5,000円前後、3mmサイズで10,000円前後が目安です。
3mm以上の大きめのほくろの除去の場合は、20,000円以上の費用がかかる場合もあります。

メスを使用する切開法の費用相場が、20,000円～50,000円前後であることを考えると、電気分解法は比較的リーズナブルな方法といえるでしょう。

電気分解法によるほくろ除去のリスクや注意点

リーズナブルにほくろの除去ができる電気分解法ですが、施術を受ける前には次の4つの注意点を理解しておきましょう。

• 大きなほくろの除去は難しい
• 取り残しが生じる可能性がある
• ほくろが再発する可能性がある
• 術後は紫外線対策を徹底する

ひとつずつ詳しく解説します。

大きなほくろの除去は難しい

電気分解法で除去できるほくろの大きさは、5mm程度までが一般的です。
それ以上大きなほくろになると、電気分解法で除去した場合、ほくろ部分が陥没してしまうリスクがあります。

ほくろ除去手術を受ける際は、必ず医師のカウンセリングを受けたうえで、ほくろの大きさや状態に適した治療法を選択しましょう。

取り残しが生じる可能性がある

電気メスで丁寧にほくろ部分を削り取る電気分解法ですが、ほくろの大きさや深さによっては、まれに取り残しが生じる可能性もゼロではありません。
取り残しがなくしっかりほくろを除去したい人は、ほくろ除去手術の実績が豊富なクリニックを選んだり、除去手術前に医師と相談して適切な方法を選んだりすることが大切です。

ほくろが再発する可能性がある

電気分解法はほくろを削り取って取り除く方法ですが、まれにほくろの大きさや深さ、状態によっては、同じ個所にほくろが再発する可能性もあります。
ほくろが再発してしまった場合は、術後適切な期間を設けてから、再度ほくろ除去手術を受けることができます。

またより再発の可能性が低い手術を受けたい場合は、医師と相談の上、ほくろを切って取り除く「切開法」を選ぶという方法もあります。

術後は紫外線対策を徹底する

電気分解法によってほくろを除去したあとの患部は、紫外線の刺激を受けやすい状態です。
そのため適切なケアをしていないと、紫外線によってほくろ除去部分が色素沈着してしまう可能性もあります。
ほくろ除去後は、必ず日焼け止めなどを使用して紫外線対策を徹底しましょう。

ほくろ除去のその他の整形手術

ほくろを除去する整形手術は、電気分解法以外にも「切開法」や「レーザー法」があります。
それぞれの特徴についてご紹介します。

切開法

切開法とは、ほくろの周囲をメスで切開し、ほくろをくりぬくように取り除く方法です。
電気分解法やレーザー法では除去が難しい大きなほくろの除去もできます。

ほくろを取り除いた後に、皮膚を巾着状、または線状に縫合します。
手術中は局所麻酔を行うため切開や縫合の痛みはほとんどなく、術後1週間程度で抜糸を行います。

根の深いほくろの組織も取り除くことができるので、電気分解法やレーザー法と比較すると、ほくろが再発しにくい方法です。
ただし切開法は1mm前後の小さなほくろの除去には適しておらず、また手術時間が電気分解法やレーザー法よりも長くなる傾向があります。

レーザー法

顔周りにある小さなほくろの除去に適しているのが、レーザー法です。
レーザー法では、炭酸ガスレーザーを照射し、皮膚の水分を蒸発させた際の熱によってほくろの組織を焼いて取り除きます。
電気分解法と同様に、皮膚を切開せずピンポイントで除去ができるため、小さいほくろの除去に適しています。

ただし電気分解法のように盛り上がったほくろの除去には、あまり適していません。
また根の深いほくろの場合、レーザー法で除去した後に再発をする可能性もあります。
そのため主に顔周りなど周辺皮膚への影響が気になる場所にある、小さなほくろの除去に活用されています。

電気分解法によるほくろ除去の効果やリスクを正しく理解しよう

電気分解法によるほくろの除去とは、電気メスを使用してほくろの部分を削り取ることで除去する手術方法です。
皮膚を切開しないので短時間の手術で済み、局所麻酔も行うため手術中にはほとんど痛みを感じることはありません。
切開してほくろを取り除く切開法に比べると、費用もリーズナブルで比較的検討しやすい整形手術といえるでしょう。

ただし電気分解法によるほくろ除去では、5mmを超えるような大きなほくろの除去は難しく、またまれにほくろの取り残しや再発の可能性もあります。
このような注意点を理解したうえで、ほくろ除去を検討する際は、クリニックでカウンセリングを受けて、医師に適切な手術方法を相談しましょう。