アゴ削りの費用相場はどれくらい？気になる手術内容を解説
アゴの形はフェイスラインに大きな影響を与えるため「アゴが長い」「アゴが曲がっている」といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
アゴの形を整えるためには、美容整形手術の「アゴ削り」も選択肢としてあげられます。
そこでこの記事では、アゴ削りの手術内容や費用相場を詳しく解説します。
さらにアゴを中心としたフェイスラインを整える施術についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
アゴ削りの整形手術とは？
アゴ削りとは、美容整形手術のひとつで、文字通りアゴの骨を削って形を整える施術です。
アゴ削りの方法は大きく2つに分かれます。
- アゴの先端を削る方法
- アゴの中央を抜く方法
一人ひとりのアゴの形や状態に合わせて、適切な方法を選んで施術をします。
どちらも口の中の歯茎の下を切開して行う手術のため、顔の表面に傷跡は残りません。
また口を開けたり笑ったりしても傷口は見えにくいため、見た目の傷跡を気にする心配はないでしょう。
ここからはアゴ削りの2つの手術方法について詳しく解説します。
アゴの下を削る方法
アゴの先端を削り、長さや形を整えていく手術方法です。
口の中の切開個所から回転式の専用器具で少しずつアゴを削るため、比較的時間のかかる手術ですが、どの角度から見ても美しいフェイスラインに整えることができます。
アゴの中央を抜く方法（中抜き法）
下アゴの中央部分を切り抜き、金属プレートやワイヤーを使用して残った先端部分を接合する手術方法です。
削る方法よりも手術時間は短く済みますが、フェイスラインの精度は削る方法に比べてやや劣ります。
そのため、中央を抜いて先端を接合したあと、段差部分を削るなどのプラスの処置を行う場合もあります。
また中抜き法では、下アゴが極端に前に出ていたり後ろに下がっていたりする場合の輪郭矯正が可能です。
下アゴの骨を中抜きしたあと、下アゴの先端を接合する際に前後にずらして調整します。
アゴ削りの費用相場
アゴ削りの費用は手術方法によって異なりますが、一般的な相場は下記のとおりです。
- アゴ先削り：600,000～900,000円
- アゴ下全体削り：1,500,000～2,000,000円
- アゴの中抜き：1,500,000～2,000,000円
またカウンセリングの結果によっては、アゴ削りとエラ削り、頬骨削りなどを組み合わせて行う場合もあります。
その場合は、上記の費用にエラ削り、頬骨削りの費用がプラスされるため、カウンセリングの際に費用についてもしっかり相談しましょう。
▼エラ削りの費用相場や手術内容については、こちらの記事をご覧ください。
アゴ削りのダウンタイムと術後の注意点
アゴ削りのダウンタイムは一般的に1～2週間前後が目安ですが、腫れのピークは術後48時間前後です。
口腔内の抜糸が必要な場合は、術後10日～14日ごろに行います。
アゴ削りの手術後1～2週間は、辛いものや刺激のあるもの、極端に硬いものや熱いものの飲食は控えましょう。
また術後6週間前後は、アゴへの圧迫や衝撃を避けるよう注意してください。
アゴの形を整えるそのほかの整形手術
フェイスラインに大きな影響を与えるアゴの形ですが、アゴ削り以外にもアゴの形を整える整形手術はあります。
ここからは代表的な3つの施術を紹介します。
ヒアルロン酸注入
もともと人間の体の中にある成分であるヒアルロン酸を、アゴ先に注入して形を整える施術です。
メスを使わない施術なので、いわゆるプチ整形ともいわれ、トライしやすい美容整形のひとつです。
アゴ先にヒアルロン酸を注入することで、シャープなフェイスラインをつくり、小顔印象を叶えます。
また注入したヒアルロン酸は徐々に人体に吸収されていくため、時間とともに効果は薄れていき、3ヶ月前後でもとの状態に戻ります。
プロテーゼ挿入
プロテーゼ挿入とは、シリコンでできた医療用軟骨「プロテーゼ」でアゴの形をシャープに整える施術です。
口の中を切開し、三日月形のプロテーゼをアゴの前方に挿入します。
プロテーゼはヒアルロン酸と違い体内に吸収されることがないため、見た目の効果が半永久的に続きます。
またプロテーゼはあとから除去することも可能です。
セットバック（上下顎前方分節骨切り術）
口元が盛り上がるように見える口ゴボも、アゴ回りのお悩みとしてあげられます。
セットバックはアゴの骨を移動させる整形手術で、盛り上がった口元を引っ込めて鼻からアゴにかけての美しいEラインを形成する手法です。
セットバックは上下顎前方分節骨切り術ともいわれており、上下左右4番目の歯を抜いて、前歯と歯茎の骨を後方に下げます。
その後、抜いた歯の隙間を埋めるために歯列矯正も行います。
きれいなフェイスラインのためには、顔コリのケアも重要
アゴを中心としたフェイスラインを整えるための整形手術について解説してきましたが、実はすっきりとしたフェイスラインを作るためには、顔の「コリ」をほぐすことも重要です。
顔のコリとは？
顔のコリとは、顔の筋肉である「表情筋」にできたコリのことです。
顔には表情を動かすために複数の筋肉がありますが、この筋肉に過度な負担がかかったり、偏った力がかかったりすると、筋肉が凝って「顔コリ」ができてしまうのです。
とくに上下の歯をかみ合わせた際に動く咬筋は、食いしばりや歯ぎしりなどのクセによって過度な負担がかかり、コリが生じやすい筋肉です。
咬筋が凝ってしまうと、エラ張りが目立ちフェイスラインにも影響を与えます。
またアゴの筋肉であるオトガイ筋にコリが生じると、アゴに梅干しのようなシワができてしまうケースもあります。
下アゴが上アゴよりも後ろに下がっている人や噛み合わせが悪い人は、オトガイ筋が緊張状態にあり、コリが生じている可能性があるでしょう。
顔コリをほぐす『COREFIT Face-Pointer』
顔コリをほぐすためには、コリ部分にピンポイントで強めの圧をかける必要があります。
しかし一般的な手によるフェイスマッサージやローラーを使用したマッサージでは、圧力が分散してしまいがちで、コリをほぐすために十分な圧をかけられないことも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、顔の筋肉のコリをほぐす専用ツール『COREFIT Face-Pointer』です。
『COREFIT Face-Pointer』は、ペン先のようなロッドをコリが気になる部分にあてて、リズミカルにプッシュするだけで効果的にコリをほぐせる美容グッズです。
プロの筋膜リリースの手技に着目して開発されており、筋肉の疲れを取り除き、血行を促進する効果も期待できます。
▼『COREFIT Face-Pointer』を使ったフェイスラインケアについては、こちらの記事もご覧ください。
アゴのラインを整えてすっきり印象を目指そう！
今回は美容整形手術のひとつである「アゴ削り」について紹介しました。
アゴ削りには、下アゴの先端を削る方法と、下アゴの中央部を抜く方法の２つがありますが、どの手法を用いるかは一人ひとりのアゴの形やお悩みによって異なります。
アゴ削りの手術を受けた後は、1～2週間ほどはダウンタイムが続くため、手術の計画は仕事やイベントなどの予定と合わせて検討しましょう。
またアゴ周りやフェイスラインをキレイに整えるためには、顔の筋肉のコリをほぐすことも重要です。
美容整形手術を検討する前に、まずは顔コリのケアから始めてみるのもいいのではないでしょうか。
