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眼瞼下垂(がんけんかすい)手術とは?原因や治す方法について解説

眼瞼下垂(がんけんかすい)手術とは?原因や治す方法について解説-1

眠くないのに眠たそうと言われたり、視野が狭くなったと感じたりすることが多い方は、眼瞼下垂を発症しているかもしれません。
眼瞼下垂は、目を開けているのにまぶたが下がり、視野が狭くなる病気です。
眼瞼下垂の治し方は、手術が一般的ですが顔にメスを入れるのは不安ですよね。
そこで今回は、眼瞼下垂手術の流れや眼瞼下垂の原因などについて解説します。
眼瞼下垂手術で不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

眼瞼下垂とは?

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眼瞼下垂とは、上まぶたが下がって視界が悪くなる病気です。
正常な状態は、目を開いた時にまぶたがしっかり上がっており、瞳孔が見えています。
しかし、目を開いた状態でも上まぶたが下がり、瞳孔が隠れている状態が眼瞼下垂です。
眼瞼下垂になるとまぶたを上げようと額や首、肩などが緊張してしまい、肩こりや頭痛など他のトラブルを引き起こします。
以下のような症状が当てはまる方は、眼瞼下垂かもしれません。

  • 視界が狭く感じる
  • 眠くないのに他の人から眠そうと指摘される
  • 左右で目の開き方に差がある
  • 肩こりや頭痛が慢性的にある
  • 目を開けると額にシワが寄り、眉毛が吊り上がる

眼瞼下垂かもしれないと思った方は、症状が悪化する前に医療機関を受診しましょう。

眼瞼下垂の種類と主な原因3つ

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眼瞼下垂には、さまざまな種類と原因があります。ここでは、眼瞼下垂の種類と主な原因3つを紹介しましょう。

腱膜性眼瞼下垂

腱膜性眼瞼下垂は、眼瞼挙筋と瞼板をつなぐ挙筋腱膜とミュラー筋という筋肉がゆるむことで起こります。
まぶたは、眼瞼挙筋という筋肉がまぶたの淵にある瞼板を持ち上げることで、開くことが可能です。
そのため、挙筋腱膜とミュラー筋がゆるむとは、眼瞼挙筋と瞼板によってまぶたを十分に上げられなくなり、眼瞼下垂を引き起こします。

腱膜性眼瞼下垂の原因には、加齢やハードコンタクトレンズの長期使用、白内障手術などが挙げられるでしょう。
加齢による眼瞼下垂の程度には個人差があり、一生を通して特に問題が起こらない方もいます。
治療法は、挙筋前転術や挙筋短縮術などの手術が一般的です。

上眼瞼皮膚弛緩症

上眼瞼皮膚弛緩症は、上まぶたの皮膚がたるむことで瞳孔が隠れ、視界が狭まる状態のことです。
主に加齢が原因と言われており、たるんだ皮膚を切除する手術が一般的でしょう。
しかし軽度であれば、二重の線をまぶたに作ることで改善する可能性もあります。

先天性眼瞼下垂

先天性眼瞼下垂は、生まれつき上まぶたが下がっている状態です。
片目の場合もあれば、両目の場合もあります。
眼瞼下垂が生じている目は、あまり使わないため、知らないうちに弱視が生じることもあるでしょう。
視力を守るためにも、幼いうちからしっかり手術をして治療することが大切です。

眼瞼下垂を治すためには原則手術が必要

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眼瞼下垂の治療は、局所麻酔を用いた手術が一般的です。日帰り手術や短期入院するケースもあります。
ここでは眼瞼下垂手術の種類について解説しましょう。

挙筋前転術・挙筋短縮術

挙筋前転術は、二重線の皮膚を切り挙筋腱膜を瞼板に縫合して固定します。
眼瞼下垂の症状が重い場合は、ミュラー筋を短縮・縫合して固定することで、目の開きの改善が可能です。

重瞼部・眉毛下皮膚切除術

重瞼部切除術は、二重線にかかる部分の皮膚を切除する方法です。
そのため傷跡はまぶたに隠れ、目を開けている間は目立ちにくいでしょう。
しかしまぶたの皮膚が厚い場合、二重線が丸く見えてしまうため、以前の見た目と変わる可能性があります。

眉毛下皮膚切除術は、眉毛の下部分の厚い皮膚を切除する方法です。
二重線にはほとんど影響しないため、手術後は以前の見た目に戻るでしょう。
しかし眉毛の下を切開するため、重瞼部切除術と違ってまぶたで隠すことができず、傷跡は目立ちます。

筋膜吊り上げ術

筋膜吊り上げ術は、先天性眼瞼下垂・腱膜性眼瞼下垂、神経・筋疾患などが原因で、眼瞼挙筋の機能が著しく弱っている場合に用いる方法です。
大腿部から筋膜や人工材料を採取し、眉毛の上で前頭筋と瞼板に筋膜を固定し、まぶたを持ち上げる機能を助けます。

眼瞼下垂手術の流れ

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眼瞼下垂手術がどのように進むのか、疑問に思う方も多いでしょう。ここでは、一般的な眼瞼下垂の手術の流れについて解説します。

1:診察

まずは医療機関を受診し、医師の診断を受けます。症状や程度に合わせて、医師から治療法の提案を受けましょう。
服用中の薬や持病など、何か不安がある場合は医師に相談することをおすすめします。
また費用についても、この時点で確認しておくと安心です。

2:術前検査

眼瞼下垂の手術をする前に、採血をして術前検査を実施します。

3:手術

当日は化粧をせず、普段着で来院します。術後は患部にガーゼを当てるため、車の運転はできません。公共交通機関を利用し、運転しなくても済むようにしましょう。
手術自体は、両目で約1時間が目安です。

4:術後の来院と抜糸

手術後は、経過観察のため翌日の再受診を求められるケースがあります。
抜糸は、術後6~10日でおこないます。抜糸が済んだら、メイクも可能です。
術後半年間は、元に戻る可能性もあるため、数カ月ごとの受診を推奨する医療機関もあります。

眼瞼下垂の相場費用

眼瞼下垂の手術では、局所麻酔を使うことがほとんどです。
眼瞼下垂症という病気に対する手術のため、保険適用の手術です。
手術の内容によって費用は異なりますが、3割負担の場合の相場は20,000円~55,000円程度でしょう。
あくまで費用の目安のため、実際の金額は必ず受診した医療機関で確認することが大切です。

眼瞼下垂手術の痛みや副作用について

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眼瞼下垂手術で痛みや副作用がどれ程あるのか、気になりますよね。ここでは、眼瞼下垂手術の痛みや副作用、その他気になる点について解説します。

眼瞼下垂手術の痛み

手術中は、麻酔をするため痛みほとんどありません。しかし手術後は、まぶたに痛みを感じる方も多く、痛み止めを処方されるケースもあります。
痛みの感じ方には個人差がありますが、痛み止めを飲まずに過ごせる方もいるため、我慢できない程の痛みではないと考えてよいでしょう。
あまりに痛い場合や異常を感じた場合は、すぐに医師へ相談することをおすすめします。

眼瞼下垂手術の副作用

手術後から約1週間は、まぶたが腫れて目立つことが多く、傷口には糸が残っています。
1週間後には抜糸をするため、縫い目や腫れが目立たなくなるでしょう。
一方で炭酸ガスレーザーを使用した眼瞼下垂手術では、一般的な手術よりも回復が早いようです。

傷跡はほとんど目立たない

眼瞼下垂手術の傷跡は、厳密にいうと残ってしまいます。しかし、傷口がふさがり赤みが引くとあまり目立たなくなるでしょう。傷の赤みは、約6カ月かかることが多いです。

眼瞼下垂は手術でしっかり治そう

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眼瞼下垂の治療法は、手術が一般的です。
顔にメスを入れることに抵抗がある方も多いですが、眼瞼下垂が悪化すると肩こりや頭痛など他の病気を発症する可能性も高いでしょう。
そのため、眼瞼下垂と思われる症状が出たら、悪化する前に早めに医療機関を受診することが大切です。
眼瞼下垂の治療は、保険適用であり日帰りも可能なため、一般的な美容医療よりはハードルが低いといえます。
しっかり眼瞼下垂を治療して、若々しい印象を保ちましょう。

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