エラ削りの値段はどれくらい？費用や手術の方法について詳しく解説

すっきりとしたフェイスラインに憧れる女性にとって「エラ張り」は大きなお悩みです。
エラ張りの原因には「骨格」と「筋肉のコリ」の2種類がありますが、骨格によるエラ張りを改善するためには「エラ削り」という美容整形手術も選択肢にあげられます。

しかし美容整形手術というと「値段が高いのでは？」「痛みが怖い」など気になることも多いでしょう。
そこでこの記事では、エラ削りの手術の値段や痛みの有無などを詳しく解説します。

エラ張りの原因は主に2つ

頬の下部分が横に張りだす「エラ張り」には、主に2つの原因があげられます。

• 骨格によるエラ
• 筋肉のコリによるエラ

骨格によるエラは生まれつきの場合が多く、下顎骨の「下顎角部」という部分が張り出している状態です。
また筋肉のコリよるエラは、咬筋というかみ合わせ部分の筋肉に過度な負担がかかり、過剰な発達やコリが生じで目立ってしまう状態です。

とくに骨格によるエラ張りは、フェイスラインがホームベース型に見えてしまうため、小顔印象を演出するほっそりとした顎回りに憧れている女性にとっては、大きなお悩みとなっています。
下顎角部の張りが原因のエラは、スキンケアやフェイスマッサージでは改善することが難しく、本格的にケアをするなら「エラ削り」という美容整形手術が選択肢にあげられます。

エラ削りとは？

「エラ削り」とは、エラ張りの原因となる下顎骨の「下顎角部」を、手術によって削り取る方法です。

一人ひとりのエラの張り具合に応じで削る部分を決めるため、医師による綿密なカウンセリングやシミュレーションが必要になります。
またエラ部分と同時に、フェイスラインのバランスを見ながらオトガイ部（顎先）を削る場合もあります。

下顎角部の一部を切除するエラ削りの手術は、口腔内切開で行うことが多く、その場合は顔の皮膚には傷は残りません。
切開した口腔からアプローチし、回転やすりでエラ部分の骨を少しずつ自然な形で削ってきます。
さらに1番目立つ角部分は、直角のこぎりといった医療器具で落としたあと、回転やすりで丁寧に削ります。

ただし下顎角後方からオトガイ部までの広範囲を切除するの場合は、下顎角部の皮膚を2～3cmほど切開するケースもありますが、傷跡はそれほど目立ちません。

エラ削りの値段

美容整形のなかでも、エラ削りはメスを使用する手術であるため、1回の値段や全体の費用が気になる人も多いでしょう。
エラ削りの手術の値段は、手術の方法や削る範囲によって異なります。

下顎角部の皮膚切開による手術

• 片側のみ：50万円前後
• 左右両方：80～90万円前後
• 左右広範囲：150万円前後

口腔内切開による手術

• 左右両方：100～150万円前後

ただしご紹介した料金はあくまで目安であり、個々のエラの目立ち具合に合わせた手術を行うため、費用は前後します。
またエラ削りと合わせてオトガイ削りや脂肪吸引、ボトックス注射などを行う場合は、別途施術費用が発生するため、必ず医師とのカウンセリングの際に費用の確認も行いましょう。

エラ削りの手術は痛い？

エラ削りの手術は、全身麻酔を用いて行うため、手術中の痛みはありません。

ただし手術後は痛みや腫れが生じ、一般的に術後2～3日が痛みや腫れのピークと言われています。
腫れが気になる期間は、マスクを着用して過ごすといいでしょう。
また術後の痛みの度合いには個人差がありますが、削っている骨自体には神経が通っていないため、切開部分の痛みを感じる程度の人が多いようです。

約1～2週間ほどで顔の腫れは落ち着き、マスクを外しても目立たなくなります。
また食事は手術の翌日からできる場合が多く、食事制限などもほとんどありませんが、固いものを強くかんだり、刺激が強いものを食べたりするのは1～2週間程度避けるのがおすすめです。

筋肉のコリが原因のエラはどうする？

ご紹介した「エラ削り」は、骨格（下顎骨の下顎角部）が原因のエラ張りの改善方法です。
しかしエラの原因には、筋肉のコリもあげられます。

「私のエラは生まれつきだから、骨格が原因」と思っていても、実は筋肉のコリが原因の場合も少なくありません。

エラ張りの原因をセルフチェック

ご自身のエラ張りの原因が、骨格か筋肉のコリであるかを見極めるためには、次の方法を試してみましょう。

1. 顎の力を抜いて口を閉じ、上下の歯を少し離した自然な状態で鏡を見る
2. 奥歯を噛みしめるようにして、上下の歯を合わせて力を入れる
3. 歯を噛みしめたときにエラ部分がポコッと浮き出てくるかをチェックする

セルフチェックをしてみたときに、エラ部分がポコッと浮き出る場合は、筋肉のコリが原因の場合が多いでしょう。
この浮き出てくる部分が「咬筋」と呼ばれる筋肉です。

咬筋は食べ物を咀嚼するときに動く筋肉ですが、食いしばりや歯ぎしりのクセがある人は、無意識に咬筋に過度な負担がかかっています。
過度な負担がかかった咬筋にはコリが生じて固くなり、エラとして張り出してしまうのです。

咬筋のコリによるエラ張りをケアするためには、筋肉のコリをほぐすことが重要です。

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骨格や筋肉のコリが原因で目立ってしまう顔のエラ。
小顔を目指したい人は、ご自身のエラの原因に合わせた対策方法を選ぶことが大切です。
骨格が原因のエラを目立ちにくくするためには、美容整形手術の「エラ削り」という選択肢もあります。
エラ削りは費用がかかり、また痛みや腫れが続くダウンタイムもあります。
手術を行う際は、必ず医師のカウンセリングを受けて、メリットデメリットを理解したうえで選択しましょう。

ただし「私のエラは、生まれつきの骨格が原因……」と思っている人でも、実は筋肉のコリが原因であることは少なくありません。
まずはエラの原因をセルフチェックしてみて、筋肉のコリが気になった人は手軽なコリほぐしから始めてみるのもおすすめです。