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メタボリック症候群の症状とは?診断基準や予防法について解説

メタボリック症候群の症状とは?診断基準や予防法について解説-1

健康診断で内臓脂肪を指摘され、メタボリック症候群が気になり始めた人もいるでしょう。メタボリック症候群は、生活習慣病になるリスクを高め、そのまま放置すると深刻な病気を引き起こす可能性があります。
そのため、メタボリック症候群についてきちんと理解し、健康的な体を維持することが大切です。
しかし、メタボリック症候群という名前は知っていてもどのようなものなのか、曖昧な人もいるでしょう。
そこで今回は、メタボリック症候群の症状や診断基準、予防方法について解説します。最近体型が気になる人は、ぜひチェックしてみてください。

メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)の定義とは

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メタボリック症候群は、高血圧や高血糖、脂質異常症などがが重なり、生活習慣病を発症するリスクが高い状態のことです。
内蔵に脂肪が蓄積しているため、内臓脂肪症候群とも呼ばれています。

デスクワークや運動不足などが原因で、内臓脂肪が溜まりやすくなり、メタボリック症候群になる人が増加傾向です。
メタボリック症候群というと、ウエストが大きくお腹が出ているイメージを持たれがちですが、実はウエストのサイズだけでは判断されません。
次の段落では、メタボリック症候群と判断する基準について解説します。

メタボリック症候群の診断基準について

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メタボリック症候群は、以下のウエストのサイズに該当し、かつ3項目中2項目に当てはまる場合に診断されます。

まずウエストのサイズが、男性で85cm以上、女性で90cm以上であることが必須条件です。
ウエストを測るときは、へその高さで測定しましょう。
次に以下の3項目中2項目に該当するとメタボリック症候群と判断されます。

  1. 高トリグリセライド(中性脂肪)血症が150mg/dL以上かつ・または低HDL(善玉)コレステロール血症が40mg/dL未満であること。
  2. 収縮期血圧が130mmHg以上かつ・または拡張期血圧が85mmHg以上であること。
  3. 空腹時の高血糖が110mg/dL以上であること。

1に当てはまる場合は高脂血、2に当てはまる場合は高血圧、3に当てはまる場合は高血糖です。
このように、ウエストのサイズが特定値以上で、かつ複数のリスクを抱えているとメタボリック症候群の可能性が高いでしょう。

メタボリック症候群の症状と病気について

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メタボリック症候群になると、どのような症状が出るのか気になりますよね。さらにどういった病気のリスクが高まるのか、不安に感じる人も多いでしょう。
ここでは、メタボリック症候群の症状と病気について解説します。

メタボリック症候群の症状

メタボリック症候群は、自覚症状がほとんどないのが特徴です。
検査によって高血圧や高血糖、高脂血症などと判明することはありますが、それまで気付かないケースが多いでしょう。
しかし、症状がないからといってそのまま放置すると、生活習慣病を引き起こし重篤な状態になることもあり、注意が必要です。

メタボリック症候群が引き起こす病気

メタボリック症候群は、さまざまな生活習慣病を引き起こすリスクを高めます。
例えば、メタボリック症候群の人が2型糖尿病になる確率は、健康な人と比べると約3倍です。また、心臓の血管に異常を起こすリスクも約3倍とされており、深刻な病気を引き起こします。
他にもメタボリック症候群が進むと次のような健康リスクが高まるでしょう。

  • 脂肪肝
  • 高尿酸血症
  • 腎臓病
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 動脈硬化

日本人の死因で多い心臓病や脳卒中は、動脈硬化によって発症するケースが多いのが特徴です。
メタボリック症候群と動脈硬化を同時に抱え込むことで、深刻な状態に導いてしまいます。

BMI値で自分の肥満度を確認しよう

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自覚症状のないメタボリック症候群は、すぐに気付けません。そこで自分の体形が、標準体型なのか肥満体型なのか把握することで、メタボリック症候群のリスクを知ることが可能です。

BMIは、体重と身長によって算出します。
BMI=体重(kg)÷(身長(m)x身長(m))

日本肥満学会の基準によると、BMIの数値ごとの肥満度は次の通りです。

  • 18.5未満は低体重
  • 18.5〜25未満は標準体重
  • 25〜30未満は肥満(1度)
  • 30〜35未満は肥満(2度)
  • 35〜40未満は肥満(3度)
  • 40以上 肥満は(4度)

メタボリック症候群を予防する方法

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メタボリック症候群を予防するためには、生活習慣を改善し食生活を見直すことが大切です。
ここでは、メタボリック症候群の予防するためのポイント3つをご紹介しましょう。

規則正しい食生活を心がける

内蔵に脂肪が蓄積するメタボリック症候群では、食生活の改善が重要なポイントです。
塩分や糖分、脂っこい食べ物の摂り過ぎは、肥満につながりメタボリック症候群の原因になります。
そのため、野菜中心のヘルシーな食べ物を積極的に摂取し、栄養バランスの良い食事を意識しましょう。
また調理方法を工夫することでも、塩分や脂の摂り過ぎを防止できます。
例えば、次のような調理を心がけてみてください。

  • 減塩調味料を使って塩分の摂り過ぎを防ぐ
  • 脂が気になる食べ物は、十分に焼いたり蒸したりして脂を落とす
  • 薄味を意識して、濃い味付けをやめる

このように普段の食事を改善することで、メタボリック症候群の予防もできるでしょう。

生活習慣を改善する

睡眠不足やストレス過多は、体に負担がかかるため、注意が必要です。
疲れやストレスが溜まり過ぎないように、規則正しい生活を意識しましょう。

また、喫煙はガンになるリスクが高いため、喫煙習慣のある人は禁煙するのが望ましいです。禁煙をするのが難しい場合は、禁煙外来を受診することをおすすめします。

日常的に運動をする

内蔵に脂肪が蓄積するメタボリック症候群では、運動を習慣化することが重要です。
激しい運動ではなくても、適度に体を動かすことで内蔵脂肪が溜まるのを予防できるでしょう。
脂肪燃焼には、軽いジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動が効果的です。
しかし、運動習慣がない人の場合、毎日運動するのは難しいですよね。
そこで、1日約30分の運動を週2~3回することからスタートしてみましょう。

それから徐々に体を慣らし、運動を習慣化することをおすすめします。
運動の時間や頻度を少しずつ増やしていき、続けることが重要です。

特定健診・特定保健指導を受けよう

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メタボリック症候群が気になり始めたら、定期的に特定健診・特定保健指導を受けることをおすすめします。
特定健診・特定保健指導は、メタボリック症候群の観点から健診を実施して、健康リスクを減らす取り組みです。
健康リスクをなるべく早く見つけて対策することで、重篤な病気の発症を予防できます。
詳しくは、加入している医療保険者に問合せてみてください。

メタボリック症候群は予防が大切

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気付かないうちに内蔵に脂肪が蓄積し、深刻な健康問題を引き起こすメタボリック症候群。

厄介なことに、自覚症状がほとんどありません。

そのため、知らぬ間にどんどん進行して悪化するのが特徴です。
その結果糖尿病や心疾患などの重篤な病気に繋がります。

さらに、ウエストが大きくなりスタイルが崩れる原因にもなります。
美しく健康的な体を維持するためには、メタボリック症候群を予防することが大切です。そこで食生活や成果習慣、運動不足を改善しましょう。また定期的に健診を受けることで、メタボリック症候群の早期発見が可能です。
美容と健康のためにも、自分の体の状態を常に意識しましょう。

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